アオラキ/マウント・クック国立公園には何がある!? ー宿編ー
高級ホテル以外の宿
ピンからキリまでですので、キリの方に向かっていきます。
ハーミテージ・ホテル本館とは別棟の三角屋根のシャレー(Chalet)が徒歩約200mのところにあります。 マウント・クックを正面にみることはできませんが、室内は広く簡易キッチンが付いているので、料理もできて価格もホテルの部屋よりも安く泊まれるとあり、小さい子供がいるファミリーには人気があります。
他にも家族や仲間で利用できるロッジ(Alpine Lodge)。若者に人気のバンクルーム(数人で泊まる部屋)から家族で泊まれるキッチン付きのユニットを備えた部屋まで、豊富な種類の部屋を持つMount Cook Lodge&Motelがあります。また、2012年に新しくオープンした全ての部屋にキッチンが付いているモーテル(Aoraki Court Motel)は、今では多くの人が泊まれるようになりました。
バックパッカーや個人旅行の人に人気なのが、ユースホステル(YHA)。丸太小屋といっても過言でないくらいアットホームな建物で、珍しくサウナまで付いているんです(無料)。駐車場スペースも十分にあり、長距離バスも玄関前まで来ます。宿泊客はインターナショナルで老若男女、清潔感があり、国際交流や情報交換などできるとあり一度泊まったら帰ってきたいような場所です。国立公園内だからなのか、ここのYHAは他のYHAよりは常に若干高いです(+3、4ドル)。
そして最後は、夏場に人気が高いキャンプ場(White Horse Hill Camp site)、夏のみの営業です。ここが最安でしょう。予約の必要もなく、受付もないので費用は置かれている箱に払うというシステム。
ただ、日本のように、なんでも揃っているキャンプサイトを想像して来られる方は要注意です。ハッキリ言ってしまえば、ここがキャンプ場?駐車場じゃないの?と思う人もいるかもしれません。そこにあるのはトイレ、水道、避難小屋のみです。まぁそれが本来のキャンプですから。でも、国立公園内で周囲を雪山に囲まれ、満点の星空の下で夜を過ごせるのは、あるいみプライスレスですよ!。
最後にご注意とオススメ
ニュージーランドの暖かくなる10月頃から4月末までの間は、ここでご紹介したマウント・クック国立公園内の宿泊施設はどこも人気で、満室の日々が続きます。キャンプサイト以外の宿泊施設を希望している方は、トランピングシーズンが始まる前に予約することをお勧めします。もしかしてキャンセルがでているかもしれないし、部屋が余っているかもしれないからマウント・クックに行ってから宿を探そう!なんて甘い考えは、危険です。注意してください。
最後にご提案。
安く済ましたいけど、優雅に過ごしたい方のためにオススメのプランが、YHAに宿にとりつつ、夜はハーミテージ・ホテルのバーでマウント・クックを眺めがらビールを飲む。これが最高です。いい感じに酔いが回ったらYHAに帰りましょう。笑
バックパッカーの身なりで高級ホテルに出入りするのが気が引けますか?大丈夫です、多くの人がトレッキング姿でウロウロしているホテルなので、多少ズボンが汚れてたり、スウェットで出入りしても絶対バレません!