さて、マウント・クックシリーズ最後の記事になります。
アオラキ/マウント・クック国立公園には何がある?
「仕事があります!」というお話です。
マウントクック・ビレッジの住人達
アオラキ/マウント・クック国立公園内の人が住む生活エリアをマウントクック・ビレッジといいます。
マウントクック・ビレッジの人口は約300人。
そのほとんどが国立公園内で働くスタッフとその家族。そして、そのスタッフの多くは、こちらの記事(アオラキ/マウント・クック国立公園には何がある!? ー宿編ー)で紹介した高級リゾートハーミテージホテルの従業員です。
アオラキ/マウント・クック国立公園を観光で訪れたなら、まずは外に出てビレッジ内を散策してください。道端の花や、そそり立つ雪山の景色を楽しみつつ、周りをよ〜く見てみてください。
すれ違う人は、コックコートを着たガタイのいい外人ではないでしょうか。清掃着をきた女性が車に乗っていませんか?そうです、ビレッジ内を歩いてるのは、観光客か従業員のどちらかなのです。
んっ?小学校があって子供が遊んでる?それは全員従業員のキッズ達です。
夜バーで大勢の若者が騒いでる!?それ、まさに従業員です。。。
住人の生活
マウントクックの住人(従業員)は国際色豊かです。ヨーロッパ系、キィウィ(ニュージーランド人)、もちろん日本人をはじめとしたアジア系も多いです。
住人達の生活はというと、国立公園内というかなり特異な環境下にありますので、できること手に入るモノが限られます。
ハーミテージ・ホテルに限って言えば、スタッフには朝・昼・晩3食全て「まかない」として提供されます。もちろん自炊することも可能なのですが、ビレッジ内にはまともに買い物できるスーパーがありませんので、食材を買いたい場合は、片道約65km!離れた隣町まで車で向かいます。
また、娯楽といっても国立公園内にはもちろん都会的な要素は全くないので、アウトドア派は山歩きしたり車で釣りに出かけたりします。ビレッジ内でバレーやテニス、サッカーをしている人々がいるのを見たら、それは従業員の集まりです。インドア派は寮内で飲み会ですかね。
また、100km離れたところにテカポ湖という日本人ウェデイングで有名な観光地もあるので、ドライブがてらそこまでいけば、外でまともな和食を食べることができます(サーモン丼が有名です)。逆に言えば、そこまでいかないと食べれないということです。
マウントクックの夏
観光シーズンの夏限定(11月中旬〜3月末)ですが、アオラキ/マウント・クック国立公園内には仕事があります。要するに「僻地の住み込み」みたいな形になります。そこでの生活は前述の通り。
国立公園内のスタッフは常に一定数確保されているわけではなく、要するにはリゾートバイトですので、シーズン中だけの契約で従業員を採用します。つまり、毎年シーズン前に大量に募集がでることになります。
つまり、働きたい方は春先には動き出さなくてはいきません!
ハーミテージ・ホテルの募集職種は以下のとおりです。今見た中でもこれくらいあるようです
- Food and Beverage Attendant
- Food and Beverage Supervisor
- Chef – all levels and experience
- Kitchen Attendant
- Retail and Activities Assistant
- Retails and Activities Supervisor
- Room Attendant
- Public Area Attendant
- Trekking Guides
- Glacier Explorer Skippers
- Drivers and Guides
- Stargazing Guides
(引用元:Aoraki Mout Cook Alipine Village Ltd., 2015年8月末時点)
シェフ、ウェイター/ウェイトレス、みやげ物ショップ店員、トレッキングガイド、ドライバー、ポーターなどがあるようですね。日本人のみを対象としている職種もあります。
海外でのリゾートバイト、国立公園内のスペシャルな環境、貴重な海外生活の思い出にいかがしょう?
自身も、NZワーホリをここからスタートさせました。お世話になりました。