ニュージーランドの永住権を目指している人のために、永住権申請費用をまとめておく。
周知の通り、ニュージーランドの永住権取得に関連する費用は年々高くなっている。
EOI/本申請時に移民局に支払う申請代が値上がりの一途。それに加え、世の中の流れとして、移民弁護士や移民アドバイザーを利用するのが一般的となっているからである。
まず結論から書いておくが、ざっくり1万ドル程度はかかるのである。
つまり、申請を始める前に1万ドル準備しておかないと、スタートラインに立つこともできないのである。
今回試算した1万ドルの条件は、以下の通りである。
1.NZQA審査要
2.移民弁護士/移民カウンセラーに依頼
3.申請者は1人(ニュージーランド在住の日本人)
永住権申請費用(移民局) | |
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EOI申請料 | $530 |
永住権申請料 | $2,470 |
永住権ビザ発行手数料 | $310 |
NZQA審査 | $700~ |
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健康診断 | $500程度 |
移民弁護士費用 | $5,000程度 |
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合計$9500以上である。
これに加え、各提出書類の郵送や翻訳、または交通費などが必要となる場合もある。もちろん、パートナーと申請すれば、2人分の申請費用になる(2倍ではないが)。
少なくとも1万ドルは必要と考えておいて間違いない。
以下に各項目について詳細を記しておく。
●永住権申請費用(移民局)
2016年4月時点の料金である。今後も上がることはあっても、下がることはないだろう。
頻繁に値上がりするので、最新の情報はこちらでチェックしてほしい。
●NZQA審査
日本の学歴・資格の審査である。NZQAの審査が必要な場合は、必要経費となる。NZQAについては、以下のエントリーが詳しい。
●健康診断
金額は病院によるが、だいたい$500くらいは必要である。
タイミングによっては、ワークビザなどの申請時に移民局に提出した健康診断書で間に合うこともある(有効期限がある)。
●移民弁護士/カウンセラー費用
実際は$5000以下もあれば以上もあるが、$5000程度が相場ではないだろうか。
当然ながら、移民弁護士/カウンセラーを使用しないという手もある。「何かあったときの為に」という人が多いが、申請内容が明瞭でツッコミどころが少ないと自負するならば不要かもしれない。あっさり永住権を取得知る人は弁護士等を使用していない人も多い。逆に、もめる人は弁護士を付けてももめる。
以上、あくまで「申請時」の費用だが、参考になれば幸いである。
もちろん、ここに辿り着くまでにも時間と労力、そして資金が必要なのはいうまでもない。
>ニュージーランド移住から永住権取得までに不可欠なモノ