ニュージーランドで仕事に応募するときには、CV(Curricullum Vitae:履歴書)が必要になります。日本人が日本人経営のお店に応募する場合や、アルバイトや短期間の仕事に応募する場合、CVだけで済むことが多いのですが、現地の企業や施設、正社員に応募する場合、CVと一緒にカバーレター(Cover letter)を同時に出してくださいということが多くあります。
カバーレターとCV、就職活動においてどちらも重要な文書なので、ぜひ書き方をマスターしておきましょう。
カバーレターの書き方
まず、カバーレターとはCVと同時に送る自己アピール状(挨拶状)のようなもので、志望動機や自己PRなど、職歴以外のアピールポイントはここに記載します。CVより先に読まれるケースが多いですので、CVを引き立たせる、CVに目を通してもらうための重要な役割を持っているといっても間違いではないです。
決まった形式というのはありませんが、カバーレターを書く上で気をつけることがいくつかあります。
ーA4サイズ1枚にまとめる
ーシンプルかつポイントを押さえた内容にする(複雑な表現はNG)
ースペルミス
カバーレターは自分が応募する職場の担当者への最初の挨拶になるわけですから、とにかくマイナスの印象になるような文面は避けましょう。簡単な自己紹介、学歴、職歴、仕事への志望動機は明確にし、仕事と関係している特技、技術や資格があれば付け足しておきましょう。
長い文、遠回しの言い方をせず、シンプルにはっきり書き、誤字脱字がないように気をつけて書きましょう。とくに日本人は「シンプル、はっきり」というのが苦手で、回りくどい表現になりがちですので、ご注意を。
CVの書き方
CVは日本でいう履歴書ですが、日本の履歴書のように、写真を貼って、決められた蘭を埋めるというものではありません。決まった書き方、フォーマットもないので、自分でレイアウトを作りわかりやすく見やすくまとめます。
カバーレターに続き、CVはインタビュー(面接)に呼ばれるか否かの最初の分岐点であり、書き方によって自分の将来が大きく左右されます。カバーレターと同様、重要事項はずさないよう、長すぎず短すぎないように簡潔明瞭にポイントを抑えた見やすい文書にまとめることが重要です。
そしてまず、手書きしないこと。日本の履歴書はいまも手書きが主流ですね。日本人の感覚では「心のこもった」手書きが読み手への印象をアップさせる、と思いがちですが、欧米社会では手書き文書はアンプロフェッショナルな印象を与えます。PCでタイプしてください。
CVには、自分の履歴、職務経歴を簡潔に記載すること。そして、応募する仕事に対して、自分がどれだけフィットする人物であるかをアピールすることを頭にいれて書いてください。
自分にはどういう能力、スキルがあって、これだけの実績があります!ということを的確に記載することが必要です。複数の会社に応募する場合も、同じCVを送るのではなく、それぞれにあったCVにカスタマイズしてください。
求人求職サイトseekやcareersnzにもCVの書き方のコツみたいなのが載っていますので、参考にしてみてください。また学校でもカバーレター、 CVの書き方を教えてくれるところもあるので、身近なネイティヴに教わったり、作成した文書をチェックしてもらうのも良い方法だと思います。