ワーホリや海外移住を目指す人の共通の悩みの種は、英語ですね。読み書きは後回しでも、まずは聞いて話せなくてはいけません。
英語(英会話)は体で覚える分野の学習ですので、ベストな英語学習方法は「人と話すこと」です。
が、そうは言っても 、英語力ゼロで海外に飛び込んで現地人の会話に堂々と割って入って、ボコボコにされながらも立ち上がって英語を身につけていく、なんて度胸がある日本人はほんの一握りです。
大半の日本人はシャイで心配性という民族性も理解しています。海外に行く前にある程度自分で勉強して少しでも英語力を身につけておきたいと思うのは普通ですね。
そこでこの記事では、自分が実践してきた学習法の中で、日本人が日本人らしい手段で英語を学習する場合にオススメできる方法を紹介してみたいと思います。
ややフォーマルな英会話を学ぶ場合
少し堅めのフォーマルな英会話を学びたい方には、「GABA Gstyle English」がいいかもしれません。英会話教室GABAの主催の教材で、主にビジネスシーンをテーマとした実践的な英会話が映像で学べます。もちろん無料で、PCでもスマホでも大丈夫です。
「GABA Gstyle English」のいいところ
・映像があるからシチュエーションが想像しやすい。
・「丁寧な英語」をカジュアルに説明してくれる。
・スマホ、タブレットに入れてスキマ時間に学習できる。
・続きモノじゃないので、自分の好きなテーマから入れる。
・色んな人の英語がきける。
毎回テーマ(おもにビジネスシーン)があるのですが、自分がその状況に置かれたこと(例えば、移住して職場で働いている)をイメージして一人称の姿勢で学んでいくと、かなりいい教材になると思います。
回によって難易度が違うので、全然聞き取れないときもあるのですが、そういう回はサッと飛ばしましょう。また、雰囲気にクセがあるので生理的にムリな人もいるでしょう。
各回のダウンロードはこちらから。
カジュアルな英会話を学ぶ場合
カジュアルな英会話を学びたいなら、BBCが提供する「The English We Speak」をオススメしたいです。BBCプレゼンツですので、ブリティッシュ・イングリッシュの英会話で、タイトルの通り「イギリス(ロンドン)人が話す英語」が学べます。
BBC「The English We Speak」のいいところ
・ネイティブが本当に普段使う表現が学べる
・うるさい「r」が気に触るアメリカ英語嫌いの人には向く
・続きモノじゃないので、自分の好きなテーマから入れる。
・スマホ、タブレットに入れてスキマ時間に学習できる。
・一回が短い(2、3分)ので毎日気軽にできる
あくまで、ロンドン発信のカジュアル英語ですので、そんな新しい言葉まだニュージーランドまで届いてないよっていう回もあります。また、ニュージーランド人はそうはいわないなぁ、というときもあります。
しかし、ニュージーランド人は元はイギリス人。古くから使われている言い回し、表現、アクセントなんかはとても学ぶことの多い教材です。あ〜その表現、あのとあの人使ってたっ!って言うのがよくあります。なので、海外に出た後も現地で毎日聞くとより実践的になる教材です。
BBCは古くから非英語圏者向けに英語学習教材をたくさん提供してきていますので、ここで紹介した「The English We Speak」以外にもホームページ上で色んな教材を用意しています。いろいろ試してみるのも楽しいです。
各回のダウンロードはこちらから。
音から入って英語を学ぶ
最後は、英語学習というより娯楽ですが「音楽から英語を学ぶ」のはどうでしょう?
要するに、英語やらなきゃなーっていうのではなく、「楽しい!」から入る手段です。もちろん、題材は洋楽になるんですけどね。
音楽から英語を学ぶいいところ
・英語のリズム感が身につく
・英語を「考えず」、無意識に口ずさめるようになる
・勉強という意識にならないので、眠くならない苦痛にならない
・自然と英語に興味が湧く
難点は、邦楽でもそうですが、歌詞だからこそ使う表現や発音が多いので日常/ビジネス会話をしっかり学ぶには向かないことです。他の手段と組み合わせるのがいいと思います。
ただ、音から入るアプローチは、英語のリズムや発音、前後の単語のリンキングを学ぶにはいい方法です。一番オススメの手順は、好きな曲を何度も何度も聞いて意味はわからないけど自然に口ずさめるようになったくらいで、歌詞をみて何を言っているかを調べる。そうすると音が意味につながり、グッと成長した気分になります。逆に、歌詞を調べないと単に1曲音楽を聴いた、で終わるのでご注意を。
いかがでしたでしょうか?
ここであげた手段はあくまで一例ですので、全員に合うはずがありません。自分にあった学習方法を模索して自分なりの手段を発見してください。
大事なことは「英語は常に学んでいかなくてはいけないと認識している」ことだと個人的には思っています。
他には、以下の記事で紹介したような「有名人の話す英語をマネてみては?」的な方法もありますので、お試しください。