そもそもなぜニュージーランドなのか?(2/2)

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ー いい加減さに救われる

でも、この緩さが救いになるときもある。

緩さは怠慢さでもあるが、優しさでもある。人間らしさともいえる。

ニュージーランドのいい加減さは日本人を癒すことができる。

一生懸命敷かれたレールの上を歩いてきた日本人はときに疲れる。

レールの上はいつも混雑していて、見える景色もみな同じだし、行き着く先もだいたい想像がつくのだからつまらない。

それに、レールの上にいるうちは周りの目が気になって息苦しい。

息苦しくて我慢できなくなったとき、ニュージーランドのいい加減さが優しく感じる。

世間体なんて気にしなくていい、人と違うことをしてもいいんだと教えてくれているようで。ふっと楽にさせてくれる。心に小さな余裕を与えてくれる。一人ひとり違う個性を持っていて、考え方も答えも違うのだから、それでいいんだと。

心の余裕があれば、一度レールから降りてみることができる。降りて確認してみないと、どちらが自分に合っているかなんてわからないんだし、外から眺めてみないと、そのレールが正しい方向に向かっているのかすらもわからないのである。

ニュージーランドのいい加減さはどう努力しても日本人には習得できない。「適当でいいや」と思っていても、どうしてもキッチリしてしまうのが日本人である。

ただ、このいい加減さを知っておくことが大事なのである。

あなたがニュージーランドに行く機会があるならば、ニュージーランドにいる間は少しくらいいい加減でいい。いや、日本人ならばかなり意識的にいい加減になるくらいでないと足らない。

ただ、この国では笑顔だけは忘れてはいけない。

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